雑誌掲載
アニメージュ 12月号
P62-63
装飾の深奥 独創的なビジュアルワークの秘密／ソエジマヤスフミ＆色彩設計・村田恵理子さんインタビュー
松原秀典描き下ろし版権イラスト掲載
P126
ギザブローのアニメでお茶を 巌窟王
正確なパースを取ったり、ビルが回り込んだりという立体を表現するのが得意なＣＧを、あえて平面的に使っているのがおもしろい。「アニメは絵じゃなきゃ」って言う感じでね。さんざんリアルな方向で使ってきたＣＧをアニメの側に引き付けようという、プライドなのかな。そこが嬉しいよね。
塗りのところにテクスチャを貼っているのも、同じコンセプトを基本にしているんじゃないかな。ああいうコラージュ的な手法を使うと当然、画面は平面的になりますから。動きは奥行きを意識しているんだけど、画面構成としては「平面的な絵でＯＫ」という割り切りがある。
（中略）
『巌窟王』のような映像世界は、コミックでやりようがないし、やっても仕方がない。アニメでやるからおもしろいわけですよ。小説が原作ということもあるし、前田監督は多分、コミックをTVシリーズにする思考と、根本的に違う考え方で映像世界を作っている。だから。今回の作品のような発想ができるんですよ。
Newtype 12月号
P100-101 中田譲治・福山潤コメント
松原秀典描き下ろし版権イラスト掲載
