「巌窟王」打ち上げPARTY潜入レポート

前田真宏監督の公式サイトINUBOEに「巌窟王」の打ち上げレポートが。

中田さんを始め、声優の皆さんが口をそろえておっしゃっていたのは、『巌窟王』は毎回アフレコフィルムの段階で絵が入っていることがありがたかったということ。
役者として、迷いなく演じることが出来たし、視聴者の皆さんに届けたいメッセージをきちんと訴えることができたとのことでした。最近のアニメ作品では、アフレコ時にフルカラーで絵が入るということは大変な作業で、制作スタッフの努力は並々ならぬものだったと思います。
そんな努力を称えて、GONZOプロデューサーの若松さんが挨拶の場でデスクの緒方さんを呼び出して、みんなが名前をコールするという場面もありました。
こういった打ち上げの場でデスクの方が、儀礼的なものでなく、みんなから呼び出されて壇上で挨拶するようなことはとても珍しいことだとお聞きしました。
細かい配慮で現場のスタッフを支えてきた制作スタッフみんなの苦労が報われた瞬間。壇上では、緒方さんが「作品が始まる前に前田監督と新宿の街を歩きながら『帰れるようにしよう』と話をしました」と思い出を語ってくれました。

アニメの現場ではスタッフが徹夜をしたり、会社に泊まったりするのは、当り前のようになっています。けれども、それを監督自らが「みんなができるだけきちんと帰れるよう頑張ろう」と決意表明をしてくれたということは、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかる制作スタッフにとっては大変ありがたかったと思うのです。
このように『巌窟王』は一般視聴者の皆さんだけでなく、キャスト、スタッフの皆さんにも大変愛される作品になりました。
これは、ひとえに前田監督が作品を愛し、このフィルムに関わった皆さんを愛していたからではないでしょうか。

前田監督の心の中には既に次の作品もあるようですが、しばらくは漫画の執筆に専念しながら、開発を同時平行に進めていかれるようです。みんなで楽しみに待ちましょうね!


http://www.inuboe.com/event0419.html